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夏の甲子園応援ソングAKB48『光と影の日々』に不安の声……なのであえて安心材料を挙げてみる

      2016/07/07

いよいよ夏の大会が始まった!

先週沖縄大会が開幕。他の地域も組み合わせが決まるなど、いよいよ夏の甲子園の季節がやってきました!秋大会やセンバツ、春大会も追ってはいますが、やはり夏の盛り上がりは1レベル上ですね。

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応援ソングがAKB48!?”高校野球ファン”から不満の声……

そして昨日、ABC夏の甲子園応援ソングがAKB48の神曲『光と影の日々』に決定したとの発表がありました。

この選曲に、SNSなどでは「イメージに合わない」など、不満の声が結構上がっているみたいなんですね。

この応援ソングは、大会が始まると、中継の他、『速報!甲子園への道』『熱闘甲子園』といった関連番組でも多用されます。その年の甲子園のイメージを左右する重要な曲であることは分かるので、自分の持つ夏の甲子園のイメージと合わないと感じると、ガッカリする気持ちもよく分かります。

でも、僕はこれといって不安は感じてないです。意外に?いい曲が仕上がってくるんじゃないかと思っています。安心材料を挙げていきましょう。

1.別にこれまでの曲も、イメージは一貫していない

過去10年くらいの応援ソングを遡ってみましょう。
2015 Superfly『On Your Side

2014 関ジャニ∞『オモイダマ

2013 コブクロ『ダイヤモンド

2012 GReeeeN『pride

2011 川上ジュリア『ずっとここから

2010 FUNKY MONKEY BABYS『あとひとつ

2009 秦基博『Halation

2008 福耳『夏はこれからだ!』(エンディングは秦基博『虹が消えた日』)

2007 ウルフルズ『両方 For You』(エンディングはウルフルズ『ええねん』)

2006 スキマスイッチ『スフィアの羽根』(エンディングはスキマスイッチ『奏 (かなで)』)

06~08年は、応援ソングと熱闘甲子園エンディング曲が異なるので両方挙げました。おそらくテーマ曲と聞いて思い浮かべるのって、エンディングのほうじゃないですかね。全試合中継を観るのではなく、特に気になる試合以外は熱闘甲子園を通じて結果をチェックする人がほとんどだと思うので。森山直太朗やBEGINを挙げている人もいますが、あれダルビッシュが出場してた頃ですからね。もちろんいい曲なので、今テーマ曲にしてもしっくりくるとは思いますが……。

どんな曲がイメージに合うか、というのは人それぞれです。泥臭いイメージからボーカルは男性に限る!という人もいれば、女子部員やマネ、チア、ブラバン、母親まで含めて女性もアリという人もいるでしょう。躍動感のあるアップテンポの曲を求める声も、じっくり聴かせるバラードこそ甲子園、という声も当然あります。

そうした中で特に人気が高いのは、2006年の『奏 (かなで)』、2009年の『Halation』、2010年の『あとひとつ』あたりですかね。今回のAKB48に不満な人も、この辺りを高校野球のイメージとして挙げているケースが多いですね。

大会のイメージにぴったりという意味では、個人的には2007年が秀逸だったと思います。初出場の佐賀北があれよあれよと勝ち進み、優勝してしまうという勢いの良さが、ウルフルズの『ええねん』とマッチしてて、ウルフルズや彼らを選んだ人たちは、大会前に結果を知ってたんじゃないかという疑惑さえ抱くほど、ピッタリハマってましたね。まあ、初出場校が常連校を勢いで撃破していく、という展開は高校野球では割と好まれる展開なので、そういうのをイメージして作ったところ、たまたま実際にそうなった、ということなのかもしれませんが。

『オモイダマ』なんて、最初発表された時は、ジャニーズみたいなチャラチャラしたヤツらが歌う曲なんて、とネットではブーイングが溢れていた記憶があるんですが、いざ大会が終わって振り返ってみると、むしろぴったりハマった曲だったんじゃないですかね? 僕はちょっとベタ過ぎたかな、とさえ感じているのですが。確か、歌詞は全国の高校生からフレーズを募ったという記憶があるのですが。ベタだけど、まっすぐで心に響く歌詞だったのは、当事者の想いが込められているからなんでしょうね。曲も、大会のダイジェストにのせることを想定した上で各パートのメロディを作っているように感じました。

これは憶測ですが、むしろ高校生ぐらいだと、男も女もテレビでよく見るアイドルに興味があったりするので、主役の世代にとっては、ジャニーズやAKBのようなグループは好意的に受け止められたりするんじゃないですかね。思えば、これまでの曲だって、その当時人気のあったアーティストが選ばれたりしていて、失礼な言い方をすれば”ミーハーな人選”な時もあったと思います。

まあでも、並べて比べてみれば分かる通り、ボーカルの性別から、アーティスト自体の立ち位置、曲調、歌詞の雰囲気に至るまで、実に様々です。僕の記憶では、女性アイドルグループが曲を担当したことはまだ無かったと思いますが、そういう括り自体ナンセンスなんじゃないでしょうか。様々なジャンルの人が担当する中で、今回はたまたまAKB48というグループが選ばれた、という程度のものでしょう。テーマ曲なんて所詮脇役です。どんなアーティストのどんな曲をも飲み込んでしまう夏の甲子園という素材は、懐が広いのです。

楽曲制作チームが、オーダーに沿った曲を仕上げてくるはず

AKB48のようなアイドルグループと、高校野球とではイメージが違う、という意見もあるようですが……そもそも楽曲は優秀な制作チームが作るわけです。オーダーがまずあって、リサーチや議論を重ねた上で、クライアントが納得するような曲を仕上げる。そういうことを何度も繰り返して、AKBグループはタイアップ曲をいくつもヒットさせているわけです(まあファンの組織票はあるでしょうが)。そしてそのチームを率いているのは、それこそAKB48のメンバーが生まれる前からずっとそんなことをやってきたプロデューサーなわけですよ。ましてやもともとテレビの構成をやってたわけなので、映像にのせることを想定した曲作りというのは、お手の物なんじゃないですかね。

なので、高校野球とは無関係な、AKB48のイメージそのままの曲が仕上がってくることはまず無いでしょう。いかにも高校野球をテーマにしたっぽい曲になると思います。もっと踏み込むと、ここのメロディの部分でファインプレーやホームラン集を合わせるのかな、とか、ここで泣き崩れる絵が欲しい、みたいな、映像作家気取りで色々イメージできるような曲になるんじゃないですかね。

なので僕は逆に、イメージ通りのコテコテな曲に仕上がってくるんじゃないか、という懸念は若干感じています。それはそれでいいのですが、せっかくなので冒険してほしいですよね。でないと、試合や大会そのものの魅力に負けて、チープに感じてしまうので。

どうせ最後は”神曲”になる。紅白も決定?

と、まあ個人的な妄想を垂れ流してはきましたが、大会が始まってしまえば、様々なドラマが生まれ、テーマ曲の評価はイヤでも上がっていくと思います。毎年そうなってるので。曲が大会のイメージを作るというよりは、その逆、大会のイメージで曲が良くなっていくわけです。

もう、この応援ソングに選ばれた時点で、”神曲”になることはほぼ約束されてるんですよ。身も蓋もない話ですが。ていうか紅白も決定じゃないですか?オモイダマがそうだったように、普段AKBを聴かないような世代の人も、たくさん聴きますからね。まあ朝ドラの主題歌のほうがよりNHK寄りではあるので、五分五分といったところですかね。

まあ、先ほどもちょろっと言いましたが、テーマ曲なんて所詮脇役ですからね。試合中継では、ブラバンの演奏と観客の歓声、興奮気味の実況と落ち着いた解説、ヒッティングと捕球の音があるだけです。ですが、これだけあれば、充分高校野球は楽しめるので。

(追記)

曲名発表後、速攻動画がリリースされてましたね。


やはり無難な曲に仕上がってましたね。ツイッターとか見てると、公開前とは打って変わって賞賛の嵐状態なんですが、そうなると逆にアラ探ししたくなる自分がいますw状況に流されやす過ぎですかね?w

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