小2の娘が「おそ松さん」を見せろとせがむので「検閲」してみた

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本放送から1年以上経った「おそ松さん」ですが、いまだにコラボ企画があったりと、人気が続いてますね。ポスター、看板、ガチャガチャ等々よく目にとまるし、ふわふわした絵柄で子供も興味を持ちやすいので、ウチの子供(小学校低学年)もキャラはおなじみです。

このおそ松さんのアニメがあること、ギャグが面白い、というようなことをどこかで知ったようなんですよ、ウチの子らが。で、これを見せてくれ、と。

下ネタ多いらしいですね

「おそ松さん」は、契約している「dアニメストア」で(第1話を除く)全話公開されています。なので今すぐ見せることができるんですが、このおそ松さんをしっかり見たことがない僕は不安なんですよ。

「下ネタ」多いらしいじゃないですか。これ、見せても大丈夫なんですかね、小学校低学年に。家族でドラマを見ていたら、唐突に濃厚なラブシーンが始まって、お茶の間に緊張が走る、みたいなことは無いのかと。

まったく、なまじ可愛らしい雰囲気なだけに……ゴルゴ13みたいなキャラデザだったら、きっと微塵も興味も持たなかったでしょうね。面倒なことになっちまいました。

とはいえ、見せないにしても理由が必要だし、実は大したことないのにイメージだけで過剰に遠ざけるのもフェアじゃないなと思い、「検閲」してから決めることにしました。以前「検閲」してOKだった、ラブライブ!の例もありますしね。
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ところで、dアニメストアって、Chromeで見ると再生速度変えられるんですよ。おかげで2倍のスピードで「検閲」できました。私のような”特高気質”の親には非常に使い勝手の良い動画配信サービスですね。

開始15分で性的なギャグを検知!

1話は配信停止になっているので2話からチェックを始めると、15分くらいですかね、後半のお話、アイドルの握手会のシーンで性的なギャグを検知しました。ピー音でマスクされてますが、性交渉を意味する英単語が連呼されるシーンがありますね。

が、小学生低学年の知識ではマスクされた単語が何なのかも、何を示す言葉が入るのかも分からないと思います。このシーンはそこそこ長いので、一緒に見ていればおそらく尋ねられるでしょう、「何て言ってるの?」と。

対応の仕方に正解は無いと思いますが、僕なら「うーん、何なんだろうね?パパ(ママ)も分からないなあ」とトボケますね。それで、祖父祖母や友達の親とかに尋ねたりしたらそれはそれで困るんですが…w

高学年くらいになると、既にその単語を知っている可能性があります。子供としては、性に目覚めていることを知られたくないでしょうから、おそらく親に質問してくることはないでしょう。

というか、お願いして見せてもらったアニメを親と一緒に見ていて、そんなシーンが始まったら、自分なら困っちゃいますね。面白くても笑えないし、気まずい雰囲気に耐えられなさそう。そこで見るのやめちゃうでしょうね。

意外と少ない下ネタ

いきなりストレートな単語が出てきたので少々不安になりましたが、その後しばらく性的なネタはほぼ登場せず、4話まで進んでようやく「性的なビデオを示すアルファベット2文字」が登場します。でも一瞬だし、大筋とは無関係のギャグなので子供は聞き流すでしょう。

ここまで見た感じだと、ストーリーの核になるような存在感のある下ネタは意外と少ないですね。

むしろ、小学生にはちょっとイメージし辛いダメ人間系の自虐ネタが多いので、ギャグが理解できない、という意味で子供向けではないかもしれません。まあ、面白いか面白くないかを判断するのは実際に見た子供ですけどね。

チェックに戻りましょう。9話の2つ目の話「恋する十四松」レンタルビデオ屋の18禁コーナーが出てきます。で、ここで十四松の好きな子が出演する作品を見つけてしまうと思しき描写があります。これは下ネタではなく、いわゆる”大人のストーリー”ですね。

好奇心の強いお子さんの場合、あのシーンが何を示すのかについて、詳しく説明を求められるかもしれません。しかし僕ならやっぱり「うーん、何なんだろうね?分からないなあ」でトボケると思います。

おそらく中学生ぐらいからですよね、あの手の話の心の機微を理解できるのは。

そして”下ネタが多い”と評判の13話へ

13話の「事故?」は自慰行為を目撃されたチョロ松が他の兄弟にイジられるというストーリー。自慰行為を表す横文字、シコ松というあだ名、どれをとっても小学校低学年が知るには早過ぎる情報が満載の内容となっています。性を意識しはじめる高学年にとっても、「おそ松さん」を通じて親が子に教育するような内容でないことは明らかです。

この話を楽しむためには、当然そうした行為について理解しなければならないわけです。我が子は楽しむためにこのアニメを見ているわけですから、当然質問してくるでしょう。

こればかりはトボケてもトボケてもキリがないので、この話を小学校低学年に見せるのは、親として難易度が高いんじゃないかと思います。あえて冒険する理由もないので、もし見せるとしても13話は説明ナシでスキップですね。ホテルの部屋番号みたいですが、12話の次は14話です。

まあ見せても別に構わないかな……と思いかけたところにラストの25話

この13話がピークですかね。まあ「童貞」とか、低学年には説明し難いワードがちょくちょく出てはくるんですが……。

まあ聞かれてもトボければいいし、別にいいかな、と思っちゃってるんですが、一般的に、こういうのを小学生に気にせず見せていいものなんですかね?なんか1話から見ていくとだんだん麻痺してくるのか、分かんなくなってきちゃうんですよね。

そして最終回。25話をチェックし始めたところ……最後にどんでん返しが。

センバツに選ばれたことを他の兄弟に伝えるシーン、あれモザイクかかってるけど完全にアウトですねw親が知らないところで子供が勝手に見てしまうのは仕方ないでしょうが、親が許して見せる類の表現ではないですねw

また、六つ子を奮起させるために、トト子ちゃんは勝者に自らの体を差し出す旨の提案をするなど、看過できないシーンが随所に見られる回でした。さすがこのアニメのラストだな、という納得の内容でした……

親が見せる形では楽しめないんじゃないか、という別の疑問

我が家ではまだ子供にはスマホの操作を許していないため、dアニメストア配信のアニメは、僕が見せる形になります。

でも全部視聴してみて思ったんですが、このおそ松さんって、子供が親と一緒に見て楽しめるアニメなんですかね?

まず、子供が下ネタの意味が分からないうちは、見てもあんまり面白くないと思うんですよね。

一方、下ネタの意味をすべて理解した子供は、親と一緒に見たいとは思わないですよね。オープンに話せる家庭ならともかく、一般的な家庭であれば、下ネタのところで微妙な空気になるんじゃないかと思います。

親のいないところで見てゲラゲラ笑う、そんなアニメなんじゃないかと。

熟考の上、結論を出した

という訳で結論が出ました。我が家では見せない方向で

まあ、親に隠れて見る手段を手に入れた頃に「おそ松さん」という作品を十二分に楽しむことができるように、という前向きな規制、ということを付け加えておきましょう。

個別の話では見せても問題無いものがほとんどだと思いますが、やはりこのアニメ、親と一緒に見てしまってはもったいないんじゃないかなーと思うんですよね。

自分で見られるような年頃になってから、1人で見ればいいと思います。そうした方が絶対に楽しめますよこのアニメ。

というか、今見せてしまうと、知らないその手のワードについて、バンバン質問したことなんかを後々思い出すたび、恥ずかしさで落ち込むんじゃないですかね。そういう黒い思い出を残さないためにも、やはり小学校低学年、あるいは高学年の子が親と一緒に見るべきではないと思います。

2倍で見ても面白い

チェックの話はこれぐらいにして、今回2倍のスピードで一気に見たんですが、このテンポで「おそ松さん」を見るのはアリですね。まあ2倍は速過ぎると感じる人は、1.5倍でいいので一度見てみて下さい。普通の速さで見るとちょっとクドいなー、と感じる部分も、サラッと終わるので。

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