こやつは上様ではない

その金さんとやらを呼んできてもらおうじゃねえか

今月読んで面白かった本(2016年12月)

      2016/12/22

今月は12冊本を読みました。児童書が少なめだったので、冊数も少なめですが、それでも少なからず新しい発見、気付きがありました。このうち、特に面白かった3冊を紹介させていただきます。もし興味を持たれたら、お手にとってみてはいかがでしょうか?

アラルエン戦記(9)秘密

新しいのが出るたびにすぐ読んでいるシリーズなんですが、その最新刊ですね。児童書です。読書慣れした子なら小学校中~高学年くらいから、そうでなくても中学生くらいになれば、行間含めて楽しめるくらいの難易度です。

このシリーズを知らない人にものすごく大雑把に説明すると、

中世ヨーロッパっぽい世界を舞台に、隠密行動、諜報活動、秘密工作、近接攻撃、弓による遠距離攻撃、要は何でもできる”外国の人が考える忍者っぽい能力”を持ったレンジャーという職業についた若者ウィルが、その師匠ホールトや、騎士や外交官の友達などと力を合わせたりしながら、国や知人、そして自分にふりかかる厄介事を解決していく物語です。冒険を通じて、心技体共に成長していく様子や、周囲の人々との交流、恋愛なんかも描かれています。

”忍者っぽい”とか、茶化したような表現になっちゃってますが、原作者のジョン・フラナガンはテレビドラマの脚本家をやっていたからなのか、キャラの立たせ方、伏線の張り方、話の盛り上げ方、幕の引き方、どれも絶妙です。

無駄な場面が1つも無いけど、引き込まれる物語に必要な要素がしっかり盛り込まれている。なので、序盤から終盤まで、間延びすることもなく、物足りなさを感じることもないんですね。1冊350ページくらいあるんですが、大人なら2時間もあれば読み終わると思います。

興味を持った方は、ぜひ1巻から読んでみてはいかがでしょうか。子供に薦める本を探して読んでいるうちに親がハマったという感じです。アメリカでも人気だそうで、すでに映画化の話が持ち上がっているそうです。

空から見る驚異の歴史シリーズ 世界の城と要塞

タイトルの通り、世界の城と要塞を、航空写真で眺める、というコンセプトの図鑑ですね。アイルランドn砦『ダン・エンガス』(先史時代の)からフランス・フェレ岬のトーチカ群(第二次世界大戦)まで、時系列に沿って29の砦、城、要塞が紹介されています。

なんでこれを借りたのかというと、子供がマインクラフトで日々巨大建築物を作っているんですが、参考にするついでに手に取ってくれたらなー、という淡い期待からです。なんでも勉強させようとするウザい親だな、と思いますw

でも城とか要塞って、大人が見てもカッコイイ、と思ってしまうし、解説文でその構造にした意図みたいなものを知ると、ゾクゾクするんですよね。結局、子供たちはさっと目を通しただけで終わってしまいましたが、僕は夢中になって見ました。

ラインナップですが、有名どころでは万里の長城やロンドン塔、刑務所として知られるアルカトラズなんかもあります。空爆などでボロボロになってしまったアレッポ城、クラック・デ・シュバリエ(ラピュタのモデルになったシリアの城)も……ちなみに、日本からは姫路城がエントリーしています。

図説「最悪」の仕事の歴史

時代ごとの最悪の仕事を当時の文献などから調べ上げて、当時の絵画や写真などとともに紹介しています。

最悪というのは、例えば大変な危険を伴う仕事であったり、気味の悪い仕事、肉体的にキツい重労働、非常に汚く不衛生な仕事など様々。一例を挙げると、海鳥の卵取り(鳥の糞だらけの岩棚にしがみつきながら、断崖絶壁の巣に産み付けられた卵を採取する)や、医療用のヒルをひたすら捕まえる仕事、武具甲冑従者みたいなヤツです。

単純な好奇心から読み始めた本で、とても興味深く、そして面白かったのですが、他方で働くということについて色々と考えさせられました。

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