【今すぐ観られる】カンフーなんて…という人にまず観てもらいたいカンフー映画10選

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カンフー映画を見なおしておくれよ

もう40近い年齢なんですが、カンフー映画をやめられないんですよ。

大人になっても(主にハリウッドの)アクション映画を観る人は普通扱いなのに、カンフー映画を観る人がキワモノ扱いされるのは何故なんでしょうね。

そんな扱いのカンフー映画の地位向上を図るべく、カンフー映画の魅力を存分に味わえる映画を10作選んでみました。

ネットで今すぐ、そして(条件によってはですが)無料で観られる、という縛り付きですが、結構名作が揃いました。

ストーリー等、内容にはあまり触れず、バックグラウンドや解釈に重きを置いて紹介しています。アクション映画は実際に観るのが一番ですからね。

「何言ってんのか分かんねえや」という方は、とにかく何も考えずに見始めるのがいいと思いますw

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新少林寺

ジェット・リー主演の『少林寺』を始め、たびたび映像化される少林寺モノで、最も新しく、そして豪華なのがこの作品でしょう。

ジャッキー・チェン、アンディ・ラウ、ニコラス・ツェー等のアクションスターに加えて、ウー・ジン、シー・イェンノン(当時はシン・ユー)などのガチ武術家が揃い踏み。カンフーのキレは、近年のカンフー映画の中でもトップレベルじゃないですかね。

で、肝心のアクションですが、マニア垂涎の修行風景はもちろん、銃を持った近代軍との乱戦ジャッキーの十八番”武器以外のものを武器にしてのバトル”も抑えてあります。

すでに大砲がある時代の話なので、ハリウッド的な爆破シーンも楽しめます。

ストーリーはシリアス。これを評価する人もいます。アンディ・ラウの歌うテーマ曲『悟』も悠然としていてなかなか良いです。

というわけで、これはカンフー映画をあまり観ない人にまず観て欲しい一作ですね。

『新少林寺』が観られるのは……(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)
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イップマン 序章

イップマンというのは、簡単にいうとブルース・リーのお師匠さんです。後にそのブルース・リーが世界中に広めることになる詠春拳という武術の創始者です。めちゃくちゃ強かったらしいんですが、それをドニー・イェンが演じています。

知らない人のために簡単に説明すると、ドニー・イェンは、ジャッキー、ジェット・リーと並ぶカンフー界のスーパースターですね。スラっとした体型で、スピード感のあるカンフーが持ち味です。

日中戦争の頃が舞台なので敵役が日本のため、耳の痛いシーンもあります。でも、アクションはここ10年くらいのカンフー映画の中ではピカイチの出来なので、ぜひ観て欲しいですね。

あと、サモ・ハンに稽古をつけてもらったという、ラスボスの池内博之がしっかりアクション俳優していて、結構見直します。”目付きの悪いイケメン坊主”というイメージがこの一作で完全に払拭されました。今では大ファンです。

『イップマン 序章』が観られるのは……(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)
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イップマン 葉問

先ほど紹介した『イップマン 序章』の続編に当たるのが、この『イップマン 葉問』です。時代が過ぎ、今度の敵役はイギリスです。香港はつい20年くらい前まではイギリス領でしたからね。ちなみにラスボスはボクサー。主演は引き続きドニーのアニキです。

さらに、前作では表に出てこなかったサモ・ハンが、本作では自ら出演してアクションを披露します。

カンフー映画好きを自称する人の中には、”サモ・ハンといえば『燃えよデブゴン』”で記憶の止まっている人が意外と多いんですが、俳優としても監督としても、実は正統派のカンフーアクションで魅せる作品が大半なんですよね。この映画でも、シリアスな演技と年齢や体格を感じさせないキレッキレのアクションを披露しています。

『イップマン葉問』が観られるのは……(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)
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ベストキッド(ジャッキー・チェン版)

『ベストキッド』といえば、通信空手に勤しむもやしっ子の転校生ダニエルが、近所に住むノリユキ・パット・モリタ扮するミヤギさんに鍛えられて、彼をイジメていた悪どい空手道場の門下生たちを打ち負かして大会で優勝する映画ですが、本作はそのリメイク。

師匠がジャッキーで、ダニエルのポジションは、ウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスが演じています。舞台もアメリカではなく香港で、

ジャッキーやジェイデンのアクションもいいんですが、敵役の中国人の男の子のカンフーがめちゃくちゃいいんですよ。身体能力の高さはもちろん、ふてぶてしい演技もなかなかのもので、将来性を感じました。

『ベストキッド(ジャッキー・チェン版)』が観られるのは……(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)
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酔拳2

酔拳をジャッキー・チェンの最高傑作に挙げる人って結構いるんですが、僕は酔拳2の方が好きですね。この2作を比較してみると、ジャッキーのカンフーが進化していることがよく分かります。

酔拳にかぎらず、ジャッキーが若かった頃のカンフー映画って、基本的に1対1なんですよ。乱戦もあるんですが、1対大勢ではなくて、1対1を何回も繰り返す、という感じなんですね。あと、攻めと受けがはっきり分かれているので、どうしても単調に見えてしまう。もちろん、型がビシビシ決まるこうしたカンフーもまた、違った格好良さがあるんですが。

一方の酔拳2は乱戦がしっかり1対大勢で描かれているんですね。同時に攻めてくる敵を受け止め、かわし、攻撃をする、ということを同時にやってくれるわけです。また個々の戦いでも、攻めと受けが混然としているので、躍動感が桁違いなんですよ。

とここまで書いてますが、酔拳も好きです僕は。なんといっても、ユエン・シャオティエンの蘇化子がいますからね。この酔拳に関してだけは、ジャッキーよりも、匠のほうを覚えている人の方が多いです。

そんなわけで、ファースト酔拳の、その名作としての地位はいささかもゆるがないと思います。

この酔拳2はジャッキー映画の中でもキラーコンテンツらしく、Amazonプライムの対象ではなく、レンタル料金を支払うと30日間観られる、という仕組みです。dTVでもレンタル(月額利用料とは別にレンタル料金がかかる)ということで、無料で観られるサービスは今のところは無いみたいです。

『酔拳2』が観られるのは……(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)

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かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート

監督のウィルソン・イップは、先に挙げた『イップマン』シリーズの監督もしていて、ドニー・イェンとタッグを組んでヒット作を何本も世に送り出しています。この『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』もそんな作品の1つです。すごいタイトルですが、『龍虎門』という中国の人気マンガの実写化なんですね。内容はシンプルで、ドニーのアニキを筆頭に、ニコラス・ツェー、ショーン・ユーが無頼の街で暴れ回ります。ド兄さんは実年齢の半分以下、20歳の役を演じてるんですが、サラサラの髪で顔を隠すと、全く違和感ないです。ジャッキーが50過ぎてもまだ放蕩息子役を演じていたのはさすがにスルーする力が要りましたが、この配役は極めて自然でしたね。

アクションシーンは文句なしの100点満点です。原作知らないけど、このアクションシーンを静止画でどう表現できるのかを逆に知りたいぐらいです。日本では最近、アニメの実写作品が増えて物議を醸していますが……せめてバトルモノやるなら、カンフー映画ぐらいアクションシーンに力入れてもらいたいですね。

『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』が観られるのは……(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)
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スパルタンX

もはや古典の域に達した感のあるスパルタンX。カンフー映画に疎い人でも、40代前後の人ならファミコンでその名前を知っていると思います。全然別物ですけどね。

もうさんざん語られていることですが、敵役のベニー・ユキーデとのバトルはレジェンド級ですよ。

彼は全米の空手チャンピオンなので、繰り出す攻撃にいちいち迫力があります。ジャッキーやユンピョウにしても、おそらく身体能力がピークの頃だったと思うので、演出などの前時代感を差し引いても、今のアクションに引けをとらない出来だと思います。むしろ、今だからこそ観たい、という感じですかね。

『スパルタンX』が観られるのは……(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)
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燃えよドラゴン ディレクターズ・カット版

今回紹介する中で、最も古い作品がこの『燃えよドラゴン』です。ブルース・リーにしろこの作品にしろ、名前は知っているけど、実際に1本まるまる映画を観たことがある、という人は、若い世代では意外と少ないんじゃないでしょうか。

殴打した時の音が竹を打ったような硬い音だったりと、ジャッキー以降~現在のカンフー映画に慣れた人にとっては、演出面で色々と違和感があると思います。明らかに当たってないシーンとかも目立つし。

それでも『燃えよドラゴン』を薦めるのは、ブルース・リーの一挙手一投足がいちいちカッコイイからですね。もう敵とか必要ないんですよ。ブルース・リー単体の身のこなしや表情を観ているだけで、充分興奮できるんで。もう40年以上前の作品ですが、全然色褪せないし、おそらくこれから50年後に見ても、アクションとして成立するでしょうね。

この映画がヒットした頃、ブルース・リーの仕草を、日常生活で真似していた人が結構いたんですが、この作品を観れば、その気持ちが分かると思います。

『燃えよドラゴン ディレクターズ・カット版』が観られるのは……(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)
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プロジェクトA

ジャッキーの現代物はどれも見応えがあるんですが、1つ選べと言われるなら、やはりこのプロジェクトAを挙げますね(先にスパルタンX挙げてますがw)

有名な、25mの高さの時計塔から、ひさしを突き破って落下するシーンは頚椎を大怪我しながら3回も撮影したそうです。で、3回とも良かったから全部使ったらしいんですね。このシーン繰り返されるんですが、アングルが違うんじゃなくて、そもそも全部違うんですよw

例えるなら、野球の映画で、ホームランのシーンを角度をかえて3回リプレイするとするじゃないですか、その弾道が全部違うようなもんです。明らかに違うのが分かるので、言ってみれば、同じホームランなのに、リプレイのたびに、センター、ライト、レフトと飛ぶ方向が変わるようなものです。

映画の中のリアルを完全無視して、アクションを魅せることを優先しているんですね。なんというか、ジャッキーのアクションに対する姿勢がよく表れているシーンだと思います。

時計塔のシーンはネットにも落ちているので、見ようと思えば簡単に観られると思いますが、この映画(というかジャッキーの映画)には、そんな非常識なアクションシーンが満載なので、観たことない人は、ぜひ1本通しで観て欲しいですね。

『プロジェクトA』が観られるのは……(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)
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ちなみに、dTVはジャッキー関連が結構充実していますね。

ワンスアポンアタイムインチャイナ天地大乱

『少林寺』と並ぶ、ジェット・リーの代表作『ワンスアポンアタイムインチャイナ』シリーズで、最も評価の高い作品がこの天地大乱です(断言)。その理由は、ラストのドニー・イェンとのバトルにあります。

なかでもドニー自ら監督に提案したという布の槍(乾いた布を絞り、槍のように固めて武器としたもの)を使ったバトルを初めて見た時は衝撃を受けました。繰り出す度に、大砲をぶっ放したみたいな地響きが鳴る。で、ぶつけた壁に穴があくほど強力なんですよ。ペラペラの布をそれだけ硬くするのに、どんだけのパワーで絞らなきゃならんのよ、と。

でも、そんなファンタジーがリアルに感じてしまうほど、2人の身体能力がすごいんですよ。この、ドニー・イェンとリー・リンチェイ(当時)のバトルは、カンフー映画史上、最高のシーンの1つだと思います。

ちなみに、dTVでは天地黎明、天地争覇も観れますね。

『ワンスアポンアタイムインチャイナ』シリーズが観られるのは……(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)

dTV

最後に……

というわけで駆け足で10作品紹介してきました。

どれもカンフー映画をあまり観ない人でも充分楽しめる作品ですので、気軽に観てもらえればと思います。特にオススメは新少林寺とワンチャイ、あとイップマンですかね。

ここを入り口にして、カンフー映画の奥深い世界に足を踏み入れて欲しいですね。

最後に、それぞれの映画について、観られる配信サービスのリンクをつけました。過去に契約していなければ、Huluなら2週間無料dTVなら31日間無料で楽しめます。amazonプライムは、たまに1ヶ月無料お試しキャンペーンをやっていたりするので、サイトで確認してみてください。

【各公式サイトはこちら】
Hulu
→『新少林寺』『イップマン 序章』『イップマン 葉問』『ベストキッド(ジャッキー・チェン版)』

amazon 
→プライム対象『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』 ※プライム非対象→『イップマン 序章』『イップマン 葉問』『酔拳2』

dTV
→『新少林寺』『スパルタンX』『燃えよドラゴン ディレクターズ・カット版』『プロジェクトA』『ワンスアポンアタイムインチャイナ天地大乱』

(最新の配信状況は各配信サイトでご確認ください)

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