何を食べないかではなく、食べ過ぎないかが重要
ダイエットが辛いのは、好きなモノを好きなだけ食べられなくなることですよね。
でも、食べちゃいけないモノなんて実は無いんですよ。太るのは何かを食べているからではなくて、食べ過ぎているのが原因ですから。
それはみんな知っていることなんですが、やっぱり痩せようと思ったら脂っこい物や甘い物を食べるのは抵抗がありますよね。
目標体重になるまでは、この食べ物は我慢しよう、と。でも、これはあまり良くない考え方だと思います。
目標体重になるまで頑張れても、達成した後にまた同じような食生活に戻ってしまう可能性が高い。
なので、食べる物はあまり変えない方がいいと思います。それよりも、カロリーの高いものは食べる量を抑える、ということを習慣づけた方がいいです。
豚バラチャーシューでもポテトチップスでもクリームの挟まったチョコがけドーナッツでも、食べたければ食べた方がいいです。一生我慢とか無理じゃないですか。
ただ、半分食べたら後は冷蔵庫に入れておいて明日食べるとか、量でカロリーをコントロールするわけです。
1日や1週間といった長いスパンでカロリー摂取量をコントロールする
訪問先で勧められた等、どうしても全部食べないといけない場合はどうするか。
食べてもいいと思います。でも、次の食事やその次の食事を少し少なめにして、1、2日のうちに帳尻を合わせる。カロリーの先取りをしたと考えるわけです。
まあ、あまり先取りし過ぎると借りたカロリーを返せなくて首が回らなくなってしまうので、一定のルールは必要ですが。
例えば、1食毎の多少のオーバーは多目に見る、というのはどうでしょうか。1日で帳尻を合わせればいいことにする。
飲み会があって1日で合わせられない場合は3日で帳尻を合わせる、というさらなる特例を決めておくと、無理なくルールに従えるんじゃないかと思います。
長いスパンで考えると、例えば今週の平日は毎食100kcal余計に我慢したから、合計1500kcalの浮きのうち1000kcalを使って週末にカロリー高めのご飯を食べに行く、みたいな感じで息抜きを入れることができます。それでも余計に500kcalのマイナスですからね。
何日我慢したら大好きなアレをこれだけ食べられる、という小さな目標があれば、ダイエットも長く続けられるような気がしませんか?
練度が上がると、溜まっていた食欲を消滅させることも
さらにこの方法でやっていくと、いざ息抜きの食事を食べようと思った時に、あともう少し我慢して、明日もっとカロリーの高い食事をとろう、みたいな「貯金」ができるようになります。
で、そういうコントロールができるようになってくると、たまに溜まっていた食欲そのものが消滅して、息抜きをせずに済んだりもします。ここまでくると、もうダイエットは成功したようなものでしょう。グングン痩せていきます。
ただし、あまり急激に痩せ過ぎたり、食べることに後ろめたさを感じるようになってきたら注意が必要です。栄養が不足して仕事や遊びのパフォーマンスが低下したり、拒食症になってしまっては本末転倒ですからね。たまに食べ過ぎるぐらいがちょうどいいんじゃないかと思います。