交通ルールの話題なるといつも激しい論争に発展するわけですが、このハイビーム、ロービーム論争ももはや定番ですよね。
どちらのメリット、デメリットも分かるだけに……
統計から導き出す結論としてこのニュースが適切かどうかは、まあさておき、ハイビームを使った方が安全な場合と、ロービームを使った方が安全な場合と、両方あるというのは確かなんですよ。
運転する身としては、左の歩行者や車を早く見つけやすいのは、やっぱりロービームよりもハイビームだと思います。だからハイビームを推奨するのは分かります。
一方、対向車がハイビームで迫ってきたら、眩しくて運転しづらくなる、というのも分かるんですよね。法律でハイビーム推奨と決まっていたとしても、これも事実なんですよ。その不満も間違ってはいないんですよ。
だから状況に応じて切り替えればいい、という話になるんですが、左の歩行者と右の対向車が同時に来ることはよくあるし、切り替え動作にも若干ながら意識を使うので、そこで周囲への注意が散漫になるということもあると思います。広い道はともかく、狭い道なんかだとそういう一瞬の注意不足が事故につながるケースも想定されますよね。そういうのをひっくるめて「面倒」というのも、正当な意見だと思うんですよね。単なる怠慢ではなく。
左だけハイビームにできれば、両立できるんじゃないの?
照らしたいものは左側にあって、照らしたくないものは右側にあるわけですよね?なら、左側だけうまく照らせるようにできれば、対向車のドライバーに迷惑はかからない、ということになりませんかね。
ということで、左のライトだけハイビームにできるようなスイッチがあれば、両立できませんかね。そんな単純な話じゃない、というのであれば、どんな技術かは分かりませんが、対向車にとっては眩しくなく、左側の歩行者や車はよく見える、そんな照らし方ができるライトがあれば、こんな口論には発展しないと思うのですが……
まあド素人の思いつきなので……
まあ、僕みたいなド素人がふと思いついたようなアイデアを、今の今まで専門家やベテランドライバーが思いつかないはずはないので、きっとどこかで誰かが思いついて、試してみたけどあんまり芳しくなかったから、そういう機能は実現していない、ってことなんでしょうね、多分。
そんな機能ついた車、もうとっくにあるよ、という話も聞くんですが、全然普及、あるいは機能してないから、こうやって揉めるわけですよね……。
あと、ハイビームで後ろから照らされると、挑発されているように感じるという意見もたまに見かけるんですが……大方の人にそんな意図は無いと思われますので、基本流していただければと思います。そういう意図で照らす人もいるだろうし、照らされると「おおうっ!?」ってなる気持ちも分かりますが、降りてケンカしても時間の無駄だし、どんな結末になっても誰も得をしないので……。
交通事故って、物理的な事故以外に、交通ルール観の相違からくるドッグファイトの被害もあるので、色々難しいですね……その辺、技術やアイデアを駆使して解決できる点があるならば、ハード面で解決してもらいたいところです。
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