やっちまいました……
ふんわり粉に「かに玉の素」を混ぜるところ、「甘酢あんの素」を投入……ぼーっとしてたんでしょうね。
さらに不覚!ベーキングパウダーを切らしてた
ふんわり粉というのは、ふくらし粉(ベーキングパウダー)+でん粉(片栗粉?)+乾燥ネギで構成されているので、まあ乾燥ネギはともかく、ベーキングパウダーを入れればかに玉はふんわりするわけですよね。
ところがタイミング悪いことに、ベーキングパウダー切れてるんですよね。買わないとなー、と思ってたんですが、使う時に買えばいいやと思って先延ばしにしてたんですよね。いきなり使うものでもないと思ってたんですが、こんなこともあるんですね。
というわけで、かに玉本体に関しては、ベーキングパウダー抜きで作ることにしました。というかそれ以外に方法が無い。
心なしか薄いように……ふんわり粉レスのかに玉
かに玉をイチから全部作る時って、ベーキングパウダー使わないですよね。おそらく料理のテクニックでふんわりさせるんだと思うんですが、僕にはこのテクニックは備わっていなかったようで、心なしか薄い感じに仕上がりました。写真は裏っ返す前の状態です。
今まで「ふんわり粉」に頼り切っていたツケが回ってきた感じですかね。まあふんわりしてるか薄っぺらいかは味の本質ではないので、こちらは大きな失敗はないでしょう。それにしても、もう少し形を丸く整えろよ、って感じですね。
ふくらし粉入りのまま甘酢あんを作るが……
問題は甘酢あんの素です。甘酢あんなんて作ってしまえば、と思うかもしれませんが、こちらは味の本質ですからね。うちの子供たちは、かに玉が好きなんじゃなくて、かに玉の素で作ったかに玉が好きなんですよ。それも、「「かに玉の素」についている「甘酢あんの素」で作った甘酢あんがかかったかに玉」が好きなので、完全にコピーしないと食の進みに影響してくるわけです。
甘酢あんなんて、醤油と酢、砂糖を混ぜて片栗粉を溶いた水でトロミをつければ出来んでしょ、と僕もナメてたんですが、裏の原材料欄を見ると、なんか色々入ってるんですよね。似たようなものは作れると思いますが、完コピはそう簡単ではないでしょうね。子供の舌は敏感だし。
なので、ここはふんわり粉を混ぜてしまったことはひとまず忘れて、この「甘酢あんの素」を使って、甘酢あんを作ってみることにしました。
うっかり間違えて混ぜてから、すでに5分くらい経過しているでしょうか。趣きが変わって、なんかシュワシュワしてますね。怪しい雲行きですが、異変は見ないふりをして甘酢あんを作っていきましょう。
ふんわり粉と甘酢あんの素だけではトロミがつかないので、片栗粉を入れてやることになります。水加減は後から調整できるので、やや多めにしておきます。この状態でも、気泡が次々と生まれてるんですが……。
気にせず弱火で加熱していくと……うわっ!
これ別に、片栗粉が多いわけじゃないんですよ。温度が上がってくると、こんな感じでジュワ~って膨らんでくるんです。
見た瞬間、「これをかけたら、かに玉が台無しになる」という啓示が降りてきました。
それでも味が甘酢あんと変わらないのなら……と味見をしてみたんですが、苦いですね。ふんわり粉は、多少混ぜものをして苦味やニオイをマイルドにしているとは言え、主成分はやはり重曹ですからね。あんかけに混ぜたら苦くなるのも納得です。
結論:甘酢あんの素+ふんわり粉=ゴミ
ということで、甘酢あんの素とふんわり粉を混ぜてしまうと、もう美味しい甘酢あんにはならないですね。2つが触れ合った瞬間にゴミになるので、さっさと流してしまいましょう。
やむを得ずあんを自作
結局あんは自作しました。裏の原材料欄から解析すると、酢、醤油、水、砂糖、中華だし、ごま油、この辺を合わせて煮立たせ、片栗粉を溶いた水を入れてトロミをつける。味の加減が心配でしたが、子供たちは特に気にせず食べてました。ひとまず成功ということですかね。
でも、こんな感じで甘酢あんを調合する手間を考えたら、もう1袋開けちゃっても良かったのかな、とも思いました。かに玉の素だけ余らせると、次に作る時に結局甘酢あんを自作することになるので、かに玉本体は倍増することになりますが。まあ、甘酢あんって味が濃い上に余りがちなので、卵3個でも卵6個でも、変わらず味つけしてくれると思います。
ということで、かに玉の素でかに玉を作る時、うっかり甘酢あんの素とふんわり粉を混ぜてしまった時は、躊躇うことなく捨てて、甘酢あんは自作する、もしくは、もう1袋かに玉の素を開けるべき、というのが、今日の失敗から得た教訓でした。
今後の人生のうちで、再び使うかどうかも怪しいレア教訓ではありますが……。
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