クリスマス、誕生日、とケーキを食べる機会は年に何度かあると思います。
ケーキ屋さんで美味しいのを買ってくるのもいいんですが、たまには子供たちに好き勝手作らせてみてはどうでしょう?
絶対に盛り上がるし、お手伝いの習慣の第一歩にもなるなど、いいことがたくさんありますよ!
土台だけ用意して、あとは好きにトッピングさせる
やり方は簡単です。スーパーでスポンジと生クリーム、フルーツ等を買ってきます。子供たちも連れていき、ケーキの上に載せたいお菓子などを選ばせます。
家に戻ったら、スポンジと生クリームで土台だけ作ってやり、あとは子供たちに好きにトッピングさせます。
家でお料理のお手伝いをしているような子であれば、土台作りから任せてしまっても構いません。
おそらく、お店で買うよりも安くあがると思います。
あとは勝手に出来上がっている
後は放置。つまみ食いのし過ぎにだけ注意して、他の料理などを作っていれば、諸々出来上がる頃にはケーキも完成しています。パーティの準備と遊びを両立できて、子供たちも大満足です。
これが初めて作らせた時のもの。小2と年長だったんですが、意外と大人しかったという印象です。この調子なら、年を重ねるごとに洗練されていき、素敵なケーキができるかと思ったんですが、ついこないだ(小4と小2)作らせたら、この有様でした。
まるで呪われた山のようです。
重さに耐えきれず、スポンジが傾いています。とにかくたくさん載せてたくさん食べたかったのでしょう。空き地があると損、とでも言わんばかりに、所狭しとトッピングされています。
といった感じで、他人が見るとゴチャゴチャしていて、「不味そう」「汚い」という印象かと思うんですが、子供たちからしてみれば、自分が食べたいお菓子を選んで、自分がベストだと思うところに好きなだけ載っけているわけですからね。もう食べたくて仕方がないんですよ。
きのこの山やたけのこの里が人気
載せるお菓子は、子供たちに好きに選ばせているんですが、やはり見た目重視ですね。
きのこの山とたけのこの里は大抵選んでます。ケーキにキノコやたけのこを生やしたい気持ちはすごく良く分かるw
アポロとか、マーブルチョコとか、小粒のチョコレートなどは、載せやすい大きさということもあって人気ですね。アポロは、この手の野放図なケーキの上に載せると、ピンクのフジツボに見えてくるから不思議です。
挿し込む系ではポッキー。卒塔婆みたいで、かなり霊力の高そうな山になります。一頃、娘がカリントウにハマっていた時は、カリントウも挿してましたが、山火事で燃え尽きた巨木みたいになってました。
あと、グミも載せてますね。果汁グミとか、割とハードなタイプのものを。でも、グミとケーキって食感的にはあんまり合わないんですね。生クリームやスポンジだけだと思って噛んで、中にグミがあると押し返されるんですよ。HARIBOの超固い熊の形のグミとか、トッピングしたらおそらく超絶食べづらくなるでしょうね……
フィギュアなどを載せても可
「ケーキに載せたいからガチャガチャやらせろ」と言われたこともあって、まあラップで包めば大丈夫か、ということで許可したこともあります。
きっと、子供の頭には何かしらの物語があって、それをケーキの上で表現たかったのでしょう……いや、単にガチャガチャがやりたかったので、ケーキにかこつけておねだりしただけだと思います。
まあ、砂糖菓子だとサンタとか雪だるまみたいな定番しかないので、ガチャガチャでゲットした人形を載せたい気持ちは分かります。寄生獣のミギーとか載せたら楽しいでしょうね。
”学び”もある(と信じたい)
最新のケーキでもあの有様でしたが、細かく見ていくと、意外と過去の経験から改良を重ねているのが分かります。最初に作ったヤツって、おそらくこれまで食べてきたケーキのイメージにとらわれていたんですよね。だから、お行儀の良い、遠慮しがちなトッピングになってしまっている。正直、もっと暴れて欲しかった、という印象でした。
それが今の惨状仕上がりを見てください。どれだけ載せても大丈夫かの限界に挑戦しています。ナイフで切り分ける時のことなんかこれっぽっちも考えていませんw
このケーキ作りをしている最中の子供は、普段宿題をしている時とは比べ物にならないぐらいの集中力を発揮しています。
頭が良くなる、みたいなことまではさすがに言いませんが、得る物は多いでしょうね。
楽しいけど、たまにはお店のも買った方がいい
と、ここまで子供に作らせるケーキがいかに教育的で、(子供にとって)エキサイティングで、リーズナブルかを紹介してきたんですが、やはりたまにはお店のちゃんとしたケーキを買った方がいいです。
この自作ケーキばっかりやってると、本当のケーキがどんなものかを、親も子も忘れちゃうんですよ。去年は誕生日、クリスマス、全部自作で子供たちは大満足だったんですが、しばらくちゃんとしたケーキを見たり食べたりしなかったばっかりに、だんだん出来上がったケーキがケーキっぽく無くなっていったんです。
で、しまいには「あれ?ウチで食べてるコレはケーキ?だったっけ?」みたいな状態にまで崩れてきてしまいましたからねえ。
このまま疑問を抱かずに作り続けていったら、我が家は、ケーキとは異なる、何らかの甘い塊を囲んで誕生日やクリスマスを祝う、独特な集団になってしまっていたことでしょう。
というわけで、ケーキとはこういうものだ、ということを忘れないためにも、定期的にお店のケーキでもお祝いしましょう。
ケーキ作りは、我々の心の内にある”ケーキの定義”すらも揺るがす、悪魔的な魅力を持っているのです(適当)
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