不織布マスクを気軽に使い捨てられなくなってしまった
一時の超品薄状態も解消され、もはやマスクが手に入らなくて困っている人、というのはあんまりいないと思います。でも無かった時期を経験すると、一回使ってポイ、というのは抵抗があって……値段も以前に比べるとそこそこしますからね。ダイソーで30枚100円だったあの頃に戻ることはないでしょうし。
なのでいまだに洗いながら何度も使っているのですが、貧乏性なので捨てるタイミングが難しいんですよね。複数枚を1日交替で洗いながら使いまわしているのですが、大抵はノーズワイヤーが飛び出してきて1ヶ月くらいで捨てます。それまで10回くらい洗いますかね。それでも充分使い倒しているとは思いますが。
1枚だけしぶといマスクがあり、半年間生きのこっている
そんな感じで自然に新しいものに入れ替わっていく……はずなのですが、一枚だけ半年間ノーズワイヤーが飛び出さずに洗濯に耐えてきためちゃくちゃタフ?なマスクがあるのですよ。
不織布マスクは薄くて儚げでも一応布ですから、紙のように溶けてしまったりバラバラになってしまったりはしません。でも衣服と同じように薄くなってしまったり破けてしまったり、という可能性はあります。洗濯するたびに、おそらく繊維が少しずつ離れていき、ほつれたり擦れたりして、薄くなっていると思います。
つけ心地は劣化、マスクとしての能力もおそらく落ちていると思われるが……
変化がぼんやりとでもわかるように、未使用の同製品と並べて写真を撮ってみました。向かって左から順に、未使用、1ヶ月、半年間のシロモノです。右にいくほどくたびれてるのが分かります。
でも意外と耐久力あると思いません?何十回も洗濯を繰り返せば、めちゃくちゃ薄くなってスケスケになったりすると思ってました。そのマスク透けてるじゃねーか、ってツッコまれるぐらいうっすうすになるのを期待してたのに……
もっと近くでじっくり見てみましょう。
説明の必要もないですが、念のため。左が未使用、右が半年間です。なんかこう、全体的にモワモワっとしているのは分かりますかね……? 繊維がほつれたり切れたりなどして、毛羽立ってしまっているんだと思います。
実際つけ心地は最悪で、毛羽立った繊維が鼻の穴の中を刺激するのでくしゃみが出そうになります。このご時世、くしゃみは周りをざわつかせますので、これは致命的です。
フィルターとしても性能落ちてるんでしょうね。洗濯するたびに薄くなっているはずだし……でも、不織布マスクって使い込めば使い込むほど、息が苦しくなるんですよ。自転車に乗っている時などは特にそれを感じます。繊維が目詰まりして、気体が通りづらくなっているのかも。その分上下左右から気体が漏れているはずなので、ウィルスの飛散範囲は新品のものとは若干違ったものになっているんですかね。例の富岳でシミュレーションしてくませんかね……
逆に愛着がわいて捨てられずに困っている
縁の部分を見ていただければお分かりの通り、毛玉も形成されていきます。これがまた鼻毛や顔の表面をくすぐるんですよ。もう絶対に捨ててしまっていいと思いますが、通常1ヶ月程度でガタが来る四角いジャングルで、半年サバイブしてますからね……なんかストーリー感じちゃってゴミ箱に放り投げることができません。殿堂入りさせたいぐらいです。
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