どうかしてるでしょ。バーベキュー味の酒だって。
いやー世界には色々な需要があるものですね。星の数ほどあるカクテルですが、なんとBBQソース味のカクテルを出す店が、アメリカにはあるそうです。
アメリカの食に関するサイト、FOODBEASTがリポートしています。
カリフォルニア州ロサンゼルスにある「Pike Restaurant & Bar – Long Beach」のメニューで、作り方は簡単。BBQソースとステーキソース、そしてウィスキーをカクテルするだけ。美味しいんですかね?
「意外にイケる?」→飲んだ人が全員苦悶の表情
材料を見ただけで、絶対にまずいと確信できるにもかかわらず、メニューとして存在しているということは、「実は意外とイケるんじゃね?」と推測してしまいますよね。僕もそうでした。でも、この動画の中で飲んだ人全員が、例外なく顔を歪ませています。口にした瞬間、リポーターの方が「あれ、美味しい!?」と笑みを浮かべるような展開は全くありませんでした。動画を見た今なら自信を持っていえます。このカクテルはまずいです。誰が飲んでもまずいに違いありません。
リポーターは感想として、「誰かが私の喉に嘔吐したような味」と表現しています。BBQで酒を飲み過ぎ、肉を食い過ぎた人が戻したゲ●の味、ということですかね。
一体誰が頼むの??
じゃあなんでこんなのがメニューに残っているんだ?こんなの一体誰が頼むんだ?という疑問がわいてきます。FOODBEASTによれば、誕生日等、パーティなどで注文されるんだそうです。
あー、これは味を楽しむための飲み物ではなくて、声を変えるためのガスやビンゴの玉が出てくる機械、ヒゲと鼻のついたメガネなどと同じ括りのグッズなんですね。
それなら納得です。でも、自分の誕生日にここでパーティを開いてもらっても、このカクテル?が出てきたら、きっとテンションダダ下がりでしょうね。笑いに昇華するなんて大人の対応はできないような気がします。
しょうゆ味のカクテルもあるらしい
このジャンルをどう呼んでいいのか分かりませんが、仮におかず系カクテルとしましょう。なんと他にもあるらしいです。しかも日本の調味料と酒を組み合わせたクレイジーな飲み物が。
それは、しょうゆと日本酒を1:2の割合でカクテルしたもので、”ブラック・サムライ”というらしいです。
これも材料を見ただけでマズいと直感できますが、実際に飲んだ人の話では……やっぱりマズいみたいですね。というか最初に考えた人は、多分酔っ払った勢いか何かで思いつきで言っただけしょうね。単なるギャグのつもりで、絶対飲んでないですよ。
ただこのブラック・サムライ、割合を変えて、醤油を”数滴程度”に留めたバージョンがあるらしいです。これは、思ったほど悪くない、とのこと。まあ、別々の方が美味しいと思うので、わざわざ混ぜる必要はないと思いますが。
とまあ、ここまでクソミソに言ってきましたが、酒+調味料、という組み合わせは料理するときに頻繁に出てきますよね。我々はブラック・サムライを、直接飲みはしないけど、調理の過程で日常的に使用しているわけです。
T-BONE SHOTも、肉に絡めながらフライパンで焼いたりすれば、アルコールが飛んで普通にいい味付けになるんじゃないですかね?
しかし、そのまま飲んだらゲ●味の液体が、炒めるだけで美味しいソースに早変わり!料理とはまさに魔法ですよ。