安全靴っていいよね……
ワークマンには、防寒、雨具等でいつも大変お世話になっているんですが、靴でもお世話になっています。
安全靴、つま先や靴底が固くなっていて、重いものを落としたり、鋭いものを踏んだりしても、ケガしないタイプの靴ですね。
最近、「これプライベートでも使えないかな」と思い始めてるんですよ。
意外とバレないんじゃない?
安全靴っていうと無骨なデザインをイメージすると思うんですが、意外にかっこいいデザインのが多い……なんてことはなくて、やっぱりイメージ通りの無骨なデザインです。
並べて比べると、やっぱり有名メーカーのスニーカーとかの方がカッコイイです。
オシャレな人が見れば単独で見ても一目瞭然なんでしょうが、ファッションとかめんどくせえ、って感じの僕みたいな人は、見た目の違いなんて気にしないんじゃないかと思います。
こんなタイトルのエントリーを読んでる人は僕と同じで、普段は東京靴流通センターあたりで外のワゴンに積まれている、限りなくノーブランドに近い見たことも聞いたこともないようなメーカーの靴を履いてるんですよね?(偏見)
そういうのと比べたら、安全靴のデザインもなかなかのもんですよ。これとか天下のアシックスですからね。
asics=オシャレ、という乏しい知識に基づいた短絡的な発想にオシャレレベルが透けて見えますが、正直な話、これ履いてる人が街を歩いていても、通行人が目を奪われることは無いと思います、いい意味でも悪い意味でも。
例えばこんな時に役立つ(はず)
現場に行くわけでもないのにそんな必要があるのか?というツッコミはあるでしょう。でも安全靴にはメリットがいっぱいなんですよ。
まず耐久性。長持ちしますよ、安全靴は。穴があいたり、破けやすいつま先部分、長く使ううちに裂けてしまう底の部分が強化されているので、とにかく長持ちします。
まあ仕事で使うと数ヶ月で履きつぶすらしいんですが、まあプライベートではそこまでハードには使わないですからね。
安い靴というと、靴屋の店先に積まれた1000円以下のスニーカーなどが思い浮かびますが、ああいうのってすぐに履き潰しちゃうんですよね。
もう数カ月単位で買い替えることになるので、実はそんなにお得じゃない。安物買いの銭失いの典型ですね。
一方、安全靴はそこまで安くはないですが、有名ブランドのかっちょいい靴に比べれば格段に安いし、その上日常で使うようなソフトな使用ならかなり長持ちします。コストパフォーマンスで考えれば、安全靴なんですよ。
そして、出先で災害に巻き込まれた時に、これほど心強い靴があるでしょうか?
災害はいつ起こるか分かりません。突然の地震で重い物が足に落ちてきた、なんて時に、安全靴さえ履いていれば、ケガを回避して、安全に避難できる可能性が高まります。
でも帰宅難民になって、歩いて帰ることを余儀なくされた場合は、諸刃の剣でしょうね。瓦礫が散乱する、ひび割れた道路を歩く際にケガするリスクは減るでしょうが、長い距離を歩くのはさすがにキツイので。
災害だけでなく、事故に巻き込まれた時なども、安全靴はあなたの身体を守ってくれます。例えば暴走バイクに足を踏まれても、つま先だけなら安全靴を履いていれば、無傷あるいは最小限のケガで済むでしょう。
もう「暴走バイクに足を踏まれたらどうしよう」とビクビクしながら散歩する必要は無いのです。普通の靴なら骨折ですからね。
また、他の人に足を踏まれてもまったく痛くありません。ピンヒールで思いっきり足を踏まれても大丈夫でしょう。
安全靴で踏まれても、おそらく大丈夫です。うっかり足を踏んでしまいそうなくらい混んでいる場所に、安全靴を履いていくヤツはヤベエなって思います。オマエもオレもヤバい。
デメリット、絶対に履いていってはいけない場所
そんな感じで、非常に高い機能を持つ安全靴ですが、デメリットが多いのも事実です。
履き心地はあまり良くありません。つま先や靴底が固いので柔軟性に乏しい、クッションも効かないので、衝撃も足にダイレクトに来ます。
無論、その辺にこだわった履き心地の良い安全靴もありますけどね。とにかく安全重視の重量級を除けば、価格の安いものほど履き心地は悪くなる傾向にあります。
そして重いw 強化部分が樹脂のものは軽いですが、金属で補強してあるような安全靴だと、お世辞にも軽いとは言えませんね。
脚力に自信のある方なら、よほど長い距離を歩くのでもなければ耐えられると思いますが、普通の人はやはり疲れると思います。
まあ鉄下駄を履いて稽古する的な発想で、トレーニングになる、という見方もできますがね……さすがに鉄下駄は言い過ぎですが。
周囲への影響も考えなければなりません。安全靴が安全なのは自分だけなんですよ。周りの人から見たら、危険靴を履いた危険人物です。
さすがにフットサルなどのスポーツをする時に履いていくような愚か者はいないと思いますが、子供を連れてちょっと公園に行く、みたいな時にうっかり履いていってしまうと、非常に危ないです。これもかなり愚かな行為なので、滅多にいないと思いますが。
また、さきほど少し触れましたが、人がたくさん集まるイベントやお祭り、日常でも例えば満員電車で安全靴を履いている人がいたら大迷惑です。金属バットぶら下げて歩いているようなものなので、絶対にやめましょう。
結論「やめたほうがいい」でも、防災用に1足は用意しておくべき
とまあ、日常で使うには色々不都合が多い安全靴。僕のなかでは、普段使いは厳しいんじゃないか、という結論で落ち着きそうですが、それでも1足は持っておくべきです。なんでかって言うと、防災ですよね。
地震などの災害時は、いつどこで足に重いモノが落ちてくるか分からないし、鋭利なものが地面に転がっていることも珍しくありませんので。
倒壊した家の後片付けでは、釘を踏み抜いて足を怪我するリスクなども指摘されています。安全靴ならそうしたリスクは大幅に減らせます。
枕元に靴を置いて寝ている方もいると思いますが、それを安全靴にしておくと、いざという時に大活躍するでしょう。
どんな安全靴を選ぶべきか
さて、最後に無数にある安全靴のなかから、どれを選べばいいのか、というあたりを考えていきます。
安全靴にも色々あって、つま先だけ固いもの。靴底も固いもの、くるぶしやスネまでガードできるもの、油まみれの床でも滑りにくいもの、電気を通さないもの等々、様々な機能があります。
基本的には、ゴツい部分が少ないほど軽くて柔軟性があるので、履き心地は良くなる傾向にあります。
まあ、どんな機能が必要かは、自分が普段外でどんな行動を取っているかによって違ってくるでしょうね。普段からスネまでガードして出かける人はかなり珍しいと思いますが、突然の感電などを
次はどのメーカーを選ぶか、についてです。ポイントは、値段とデザイン、機能性といった要素の、何をどれぐらい重視するかのバランスです。
デザイン重視ならアシックスやミズノなどの”ブランド物”
まず、ひと目が気になる、という吹っ切れていない方は、アシックスやミズノ、Pumaといった、普通の靴のメーカーが手がける安全靴を選びましょう。
機能、コスパ、耐久性重視ならミドリ安全
バランスの良さを求めるなら、ミドリ安全の安全靴がオススメです。
耐久性に優れる安全靴ですが、その中でも特に長持ちすると評判なのがミドリ安全の安全靴。
先程、アシックスやミズノを”ブランド物”と呼びましたが、ミドリ安全も立派なブランド物です。作業靴の一流ブランドと言ってもいいでしょう。
なんでもいいや!という人は、ワークマンやホームセンターにGO!
もうとにかく安くていい、という人は、ワークマンやホームセンターなどに赴き、試着などしながら値札を見て決めるといいと思います。2000円台ぐらいからあると思います。
値段も性能も大した差は無いでしょうから、一番安いもの、ではなくて、試着して納得のいくものを選んだ方がいいです。
「装備」ってワクワクしますね
ファッションには全くといっていいほど興味がわかない自分ですが、「装備」と言い換えるとなんだかワクワクするんですよねえ。きっと難治性の厨二病なんだと思います。
ハイスペックの安全靴を使わなければならないような大災害なんて遭わないにこしたことはないんですが、「これを履いて瓦礫の中を縦横無尽に歩きたい」みたいな願望が、心の何処かにあるんですよね。
実際に災害が起きた時に、縦横無尽に歩いたらダメですが。
そうそう、カブトムシを取りに山に入る時は、こうした安全靴を履いていきます。冒険者になってお宝探ししているみたいな気分になれますよ。
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