ハーフトゥクリップ使ってる?
僕はクロスバイクに乗っているんですが、ペダルにハーフトゥクリップをつけています。
通常、片方の足でペダルを踏み込む時もう片方の足はペダルに押し上げられる形になっています。ですが、これをつけると足を持ち上げる動作でもペダルを回せるので推進力がアップする、というわけです。
ハーフだから着脱が楽
似た目的の装備にトゥクリップとかピンディングペダルなどというものがありますが、トゥクリップはガッチリ縛り付けるので簡単に取り外せない。
とっさに足をつけないから街乗りでは超危ないです。ピンディングペダルは専用のシューズを履く必要があるので、気軽さが無くなる。
その点、このハーフは足を引き抜くなり横にずらすなりすればすぐに外れるし、突然のアクシデントで少々パニクった状態でも足はスッと抜けます。
ちなみにコレをつけてからもう3年以上経ちますが、僕は一度もコケたこともなければ危険な目に遭ったこともありません。
着脱はすぐ慣れる。サンダルなどの場合に「使わない」こともできる。
あと一つ重要なことですが、このハーフトゥクリップは、普通の状態ではこのハーフトゥクリップ自体の重みによって、ペダルの下側にいきます。同じ写真で恐縮ですが、下の写真のような状態ですね。
サンダルなどでこのハーフトゥクリップは使えないんですが、サンダルではこの自転車に乗れなくなる、ということはありません。
ハーフトゥクリップを取り付けていない側の面に足を載せれば普通に乗れます。何も考えずに普通に足を載せれば、以前と同じように、漕ぐことができます。
逆に、ハーフトゥクリップを利用して乗る場合は、意識して差し込む必要があります。
やり方ですが、まず漕ぎ始める前に片方のつまさきをハーフトゥクリップに差し込み、走りだしたら逆側の足も差し込みます。走り始めているので、当然、逆側の足は足元を見ずに差し込むことになります。
最初はスムーズにいかないかもしれませんが、30分も走ったら慣れます。不安であれば、安全な場所で少し練習するといいと思います。
引き足よりもむしろ踏み込む力をすべて伝えられる点がいい
ただ、引き足を使えているかというと……個人的にはそれほど引き足を使えていないと感じています。
全く無いとは言いませんが、このハーフトゥクリップのようにつまさきでペダルを引き上げるのと、ピンディングペダルなどを使って足全体で引き上げるのとでは、力の伝え方が異なりますね。
それではあまり意味がないのか、と言えばそういうことはなくて、推進力は確実に上がると思います。なぜかというと、足がベストの位置で固定されるからです。
ペダルの上に足を載せただけの状態では、ペダルを踏み込んだ時に力が若干前に逃げてしまうんですね。100%回すために使えない。ですがこれをつけると、踏み込んだ時に前に逃げる力も、全てペダルに伝えてくれるわけです。
一度これに慣れてしまうと、これがない自転車に乗った時、力がスッポ抜けるような感じがしてどうにも落ち着かないんですよね。足のポジショニングに一定の力を使っているんだなー、と気付かされました。
まあ値段もラーメン1杯程度で大した金額でもないので、気になっている方は一度つけてみるといいと思います。ダメだったとしても、勿体なかった、と嘆くような買い物ではないと思うので。
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