子供の頃に見た「ドリモグだァ!!」というアニメ
子供のころ見ていたアニメで非常に印象的だった「ドリモグだァ!!」って作品があるんですが、覚えてますかね?
1986年の放送らしいので、世代的には今アラフォーの人たちということになります。過去、CSで再放送もあったような話もきくので、もう少し若い世代にも、知っている人がいるかもしれません。
川内康範の原作だったことを後に知る
当時はもちろん知らなかったんですけど、この「ドリモグだァ!!」、原作が川内康範なんですよね。
川内康範は、月光仮面やレインボーマンといったヒーローものの原作から、ご存知森進一が歌う「おふくろさん」の作詞まで、幅広く活躍した人物です。
いや、”森進一の「おふくろさん」”なんて言ったら川内先生激怒するでしょうね。川内先生の「おふくろさん」を森進一が歌っていた、と言わないと……
どのサービスも配信していない
映像コンテンツの配信サービスが増えて、昔見たような古いアニメも、どこかしらが配信するような時代ですが、この「ドリモグだァ!!」は今のところ(2019年12月現在)どこもネット配信してないんですよ。
そういう作品でも、ツタヤなどのネットレンタルDVDでは取扱いがあったりするんですが、このドリモグに関してはそれもなし。
Amazonを検索すると、中古のVHSが出品されているものの、軒並み1万円超えのプレミア価格(2019年12月現在)で、手を出せず、といった具合で、とにかく見るためのハードルが高すぎる。
そもそもうちにはビデオデッキが無いので、そこから用意しないといけませんし。
しかもアニメは中途半端なところで終わってしまった、という記憶があります。
児童書があった
せめてストーリーだけでも最後まで知りたいな、と最近ふと思って調べてみたところ、児童書版のドリモグがあることを知りまして……近所の市民図書館で借りてきました。
登場キャラがズラッと並んでいますが、半分も覚えていません。
かろうじて覚えているキャラも、あーライオンいたなー、とかそんな雑な記憶しか残ってませんね。
仲間に凄腕のモグラが3匹いて、特殊任務にあたっていたのはこのイラストを見て思い出しました。左上の奴らです。
それにしても、敵方の名前の適当だったり普通だったりするのは何故なんですかねw
この児童書のストーリーが、アニメのストーリーを網羅しているのかどうかは分かりませんが、おそらく大筋は同じだろうと思われます。
Wikipediaのドリモグのページにアニメ全話のタイトルがまとめられているのですが、そこから読み取れるストーリーはこの児童書の内容と同じなので。
アニメを見ていた当時の記憶が蘇る
これがドリモグロード。モブモグラで渋滞気味ですが、地下に張り巡らされていて世界中どこへでも行けるのだとか。ものすごい建設技術です。そういう設定あったわー懐かしい!
あと「命の花」なんてのもありました。これを食べると寿命が伸びるとかで、ドリモグたちモグラの仲間のあいだでも、一部のモグラしか食べられないという貴重な代物。
つまり命の花を食べられないモグラは、寿命とともに死んでいくわけです。人間世界でこんなモノがこんな不公平なルールで運用されていたら、革命が起こりそうですね。
ちなみに、人間の王様がこの「命の花」の存在を知り、手に入れようと攻めてくるのが第1巻、ヨーロッパ編の大筋です。
2巻はヨーロッパのゴタゴタが片付いた後、モグラの長老の指示で突然数百年の眠りにつかされたドリモグと妹のハナモグが、目覚めるなりアジア方面に行かされるというお話でした。なかなかのブラック組織です。
各地で人助けなどをしつつアジア方面を旅するドリモグたち。終盤には哀しい事実も判明します。そりゃあ数百年も眠っていたら、そういう別れもありますよね……
文章や言葉の選び方に川内康範先生らしさも垣間見えます。
未完のまま川内先生は鬼籍に
そしてドリモグはどう完結するのか!ですが、2巻のあとがきに、3巻としてジパング編を用意している的なことが書いてあるものの、それがリリースされることはありませんでした。ドリモグは未完の作品だったんですね。残念です。
余談ですが、1巻の冒頭に刊行当時の文部大臣の推薦文が寄せられているんですが、この文部大臣が、塩爺こと塩川正十郎氏でした。
とまあ、ダラダラと書き流してしまいましたが、このドリモグのアニメ、dアニメストア等にリクエストを送ってはいるんですが、どこも配信してくれない(2019年12月現在)んですよね……
CSで再放送されたこともあるようなので、映像自体は残っていると思うんですが……来年こそは、どこか配信されることを祈ってます!
そしてリクエスト可能は配信サービスにご加入の方、「ドリモグだァ!!」に清き1票をお願いします!
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